責任の割に少なめ?看護師長の平均給料

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部署内の看護師をまとめあげる看護師長。何か問題が起きたときに適切に対処することに加え、看護師の教育や相談役としての役割もあります。その幅広い役割と責任から、看護師よりも給料をもらっているんじゃないかと思われがちですが、意外とそうでもありません。看護師長の平均給料について、詳しくみていきましょう。

一万円札

平均して5万円の差しかない

下の表は看護師長と看護師の給料の差を一覧でまとめたものです。

看護師長 看護師 給料の差
28~32 35万6757円 33万2947円 2万3810円
32~36 38万0204円 33万9280円 4万0924円
36~40 39万8048円 34万2733円 5万5315円
40~44 41万2778円 35万8310円 5万4468円
44~48 43万1569円 361万618円 6万9951円
48~52 43万4678円 367万285円 6万7393円
52~56 44万1763円 36万7582円 7万4181円
56~ 44万8481円 37万3947円 7万4534円

【出典】人事院 平成25年職種別民間給与実態調査の結果

56歳以降に限ってみれば、7万円の差がありますが、平均すると5万円程度の差しかありません。

「5万円も違えば十分じゃん!」と思うひともいるかもしれませんが、一般企業では役職がつけば、もっと差がつきます。企業によっては倍近く違ってくることもあります。

それを考えれば、師長になって責任が大きくなっても、それで増えるのは5万円というのはちょっと寂しい感じもします。

なんで差がつかないの?

看護師長の給料が上がらない原因は3つあるといわれています。

■ブランクがあると給料が下がるため
一般企業のOLに比べて、看護師は結婚・出産後に職場復帰することが多い職業です。

しかし、長期間のブランクがあると、復帰後の給料は低くなりがちです。復帰前の看護師としての勤務経験が考慮されにくいからです。

■サービスの質や成果が評価されにくいため
一般企業では、売上や利益という明確な指標があるため、それらの数字が上がれば給料も上がりやすくなります。

しかし、看護師にはそういう分かりやすい評価指標がありません。それが原因でどれだけ優れた看護師長でも評価がされにくいと考えられます。

■人件費調整の影響を受けるため
病院は診療報酬が主な収入源なので、一般企業のように利益によって給料を上げたり下げたりすることができません。

人件費を固定し、その中で「医師○○%、看護師○○%」というように、割合が決まっています。

その割合が崩れると、経営に大きな影響を与えるので、師長であっても上げ幅は抑えられてしまうのです。

病院によっては師長に高額な給料を出すところも

看護師長の給料は看護師と比べてもそれほど大きな差がないことは、すでにお伝えした通りですが、これはあくまで全国の病院を平均した場合の話です。

病院によってはかなり高額の給料を出すところもあるようで、年収ベースで700万円から1000万円以上の年収を受け取っている看護師長もいます。

病院の規模が大きくなればなるほど、金額も上がる傾向にあるようです。今の給料に納得がいかないひとや、将来的に師長を目指しているひとは、そういう病院に移るのもありかもしれません。

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